外壁塗装といっても、塗るだけでは意味がありません。また塗料選びから使用できるかどうかなど、実は難しいことも多くあります。

目地の交換やクラック補修、不陸調整などなど、塗る前の工程で外壁の寿命が大きく異なってきます。

ご自宅をしっかり長持ちさせてあげるため、じっくり正しい方法を選択することが大切です。
 
ハウスクリニックくら にできること
 
外壁の張り替え工事
部分補修(周辺コーキング処理など)
外壁塗装工事
点検(無料)

ハウスクリニックくら では、 各種工法に対応しています。
お気軽にご相談ください!
 
 
 
 

【お役立ち情報】窯業系サイディングボードについて

 
窯業系サイディングボードって!?

主材の「セメント」に「繊維質原料」を加え形成し、表面を塗装した物がサイディングボードとなります。

〈良い点〉
1. 地震に強い(ヒビが入りづらい)
2. 防耐火性に優れている
3. デザインが豊富

〈悪い点〉
1. 水(湿気)に弱い為、膨張・剥がれが発生しやすい
2. 板状の為、変形しやすい
3. クギで固定している為、クギが抜ける
 
〈サイディングボードの傷み〉
 
サイディングボードは非常に水に弱い為、初期は外面が塗装されています。しかし3~5年ほどから塗装面が徐々に劣化し、水分を含むようになります。水分を含むようになると、サイディングボード自体の劣化が急激に始まります。
 
①サイディングボードの変形(浮き)
ボード形成なのでボードの端が浮き始めます。固定しているクギを抜いてしまいます。
②クギ周辺サイディングボードの割れ
ボードの変形が始まると、釘が抜ける部分は上記のように変形します。変形しない場合は写真のように割れます。変形しない場合は写真のように割れます
③ボード自体の剥がれ
築年数も10年を過ぎたあたりから、徐々にこの傾向が現れます。写真の状態になるとお手入れをするリスクもかなり高まりますのでご注意を!!
 
 
 
〈目地〉
 
目地はこの外壁において非常に重要な役割を果たしています。それはサイディングボード同士が干渉しない為のクッションの役割。ボードの側面、裏面は塗装が施されていないので水の侵入を防ぐ役割があります。 しかし写真のように傷んでしまってはその役割を果たせません。
 
現在、サイディングを製造しているメーカーの指定により外壁材にはお手入れが必要とされています。H25年よりサイディング厚が12mmから14mm以上の厚さに規格変更が行われ、製品品質は格段に向上しましたが、サイディング表面の防水が切れで各部が劣化し、その後数年間放置しておくと、ボード本体の張替えとなる恐れもあります。
 
 
 
 
【金属サイディング】

金属サイディングとは・・・? 屋根と同じ主にガルバリウム鋼板でできた外壁材のことです。施工性や断熱性、メンテナンス性など極めて優れています。 最近では屋根を中心にガルバリウム鋼板の評価が高まっており、戸建て住宅への金属サイディングの施工を望まれる方が増えています。

 
《メリット》
1. カバー工法が出来る。
2. 断熱性が優れている。((断熱材が一体化しているのと、外断熱になる為)
3 メンテナンス性に優れている。(乾燥や収縮の影響も少なく、ひび割れが出来にくい)
4. メーカー保証がある。(メーカーによって保証期間や保証内容は異なりますが特に多いのが10年の保証)
5. シーリングの劣化が遅い。
6. 不具合が少ない。
7. 雨漏りが改善する。
 
《デメリット》
1. 窯業系サイディングに比べ高い。
2. 窯業サイディングに比べ表現力が乏しい。
3. 金属サイディングを施工出来る専門業者が少ない。
4. 金属サイディングの情報が少ない。
 
 
【金属サイディングの一番のメリットのカバー工法って?】

カバー工法
とは既存の「塗り壁」や「窯業系サイディング」の上に金属サイディングを重ね張りする工事方法のことです。軽い金属建材だから出来る施工方法なのです。その為、セメントを原材料としている重みのある窯業系サイディングには出来ません。
劣化がかなり進んだ外壁リフォームではカバー工法が特に適しています。築30年以上経過した外壁は、外壁だけでなく内側の木部や鉄部などもかなり痛んでいる事がほとんどです。この場合塗装しても十分な効果が期待できません。窯業系サイディングを「直塗り」している外壁では内部結露が発生しやすく、塗料を塗ってもすぐに剥がれ落ちてしまいます。
そのようなことも有り、劣化が進んでいる外壁にはカバー工法は最適なのです。
またカバー工法した場合、今ある外壁材の上に金属サイディングを重ねるため、外壁材が2重構造になります。その結果防音性がかなり良くなります。防音性にも優れているのです!!
 
 

施工事例

 
U様邸
施工前
施工後
工事内容サイディング張り替え工事(窯業系サイディング→アイジー金属サイディングに変更)
施工の流れ
①既存外壁解体工事
②下地工事(ベニア、防水シート張りなど)
③新規 金属サイディング張り工事
(外壁形状、外壁材により変更致します)
工期約3週間 / 197㎡
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
価格約200万円前後 / 197㎡
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
 
T様邸
施工前
施工後
工事内容外壁塗装工事(金属サイディング)
施工の流れ
①外壁洗浄
②養生
③下塗り
④中塗り
⑤上塗り
⑥付帯塗装
(※外壁形状、外壁材により変更致します)
工期約2週間
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
価格約60万円前後
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
 
K様邸 
施工前
施工後
工事内容外壁塗装工事(タイル部分、窯業系部分)、シーリング打ち替え工事
施工の流れ
①外壁洗浄
②養生
《タイル部分》
③ 2回塗り(タイル部分専用クリア塗装)
《窯業系サイディング部分》
④下塗り
⑤窯業系サイディング部分シーリング打ち替え
⑥中塗り
⑦上塗り
⑧付帯塗装(破風、霧除けなど)
(※外壁形状、外壁材により変更致します)
工期約2週間
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
価格外壁塗装 約55万円前後
(外壁形状、外壁材により変更致します。)
シーリング打ち工事 20万円前後